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認定特定非営利活動法人がんサポートコミュニティーは、がん患者さんとそのご家族のために専門家による心理社会的なサポートを提供するNPOです。

TEL. 03-6809-1825

105-0001 東京都港区虎ノ門3丁目10-4
虎ノ門ガーデン
214号室

12回ペイシェント・アクティブ・フォーラム12TH PATIENT ACTIVE FORUM


≪基調講演抄録≫

がんは再発・転移から始まる
―再発・転移性がんの治療選択と治験―
がん研究会有明病院 血液腫瘍科部長 畠 清彦 氏


がんとわかって、手術や放射線療法を受けられた後は、治癒したという希望を持たれるのが普通です。ところが再発した、転移をしている、となれば、手術だけでは済まず、抗がん剤治療を受けることが通常です。その時に、自分の力ではほとんど身の回りのことが自分ではできない、家族の手助けがほとんど必要とする方は、残念ながら全て治療を受けること自体が危険であり、生命を奪ってしまいます。欧米ではこういった場合には、無駄な治療はせず、ご自分の最期をどうするのか、を考えていきます。抗がん剤は毒物または劇薬ですから、体力がないと1回でも耐えられないのです。また1回だけで効果の出る薬剤や治療法はまだなく、継続する、決められた回数を行わないと効果は一時的です。したがって第1回を受ける体力も必要ですし、続けて受ける体力も必要なのです。また認知症や精神疾患、アルコール中毒、その他の薬物中毒などがあると、自分で抗がん剤の治療において、同意書も記載できず、また副作用も理解できず、危険ですので、抗がん剤治療は行いません。途中でやめてしまう方も多いからです。その他にコントロールできない重症の糖尿病や心臓疾患、呼吸器疾患、肝臓疾患、透析を受けるような腎臓疾患などがあると抗がん剤治療はできません。しかし、そういった問題点のない患者さんでは、抗がん剤治療を行う方が行わないよりも利益がある方に薦めます。抗がん剤は幸い2000年頃から進歩が著しく、副作用を予防できる手段も改善してきており、素晴らしいことです。

1.  抗がん剤治療によって再発しないように防ぐことができるようになった。
2.  新たな抗がん剤治療によって、寿命が延長し、かつQOLが向上した。
3.  年間67種類の新たな抗がん剤が承認され、利用できるようになった。
4.  受けられるように、がん以外の疾患の治療もきちんとしておく。
5.  まだドラッグラグは
23年程度あり、今後も日本は改善が必要である。
6.  保険承認されていない細胞治療や漢方薬治療などあやしい治療は受けない。

7.  混合診療には毎月300万円前後かかることを覚悟し、治療できないときはあき  らめて、身の回りの整理をきちんとする。


プログラム
13:00-13:30
開場
展示コーナーに出展していますがん診療連携拠点病院や患者団体等の活動紹介を自由にご覧いただけます。また担当者がいらしているブースにおいては直接ご相談いただけます。
13:30-13:35
開会挨拶
渥美 隆之
(がんサポートコミュニティー理事長)
13:40-14:40
基調講演
がんは再発・転移から始まる
―再発・転移性がんの治療選択と治験
畠  清彦
(がん研有明病院血液腫瘍科部長)
14:40-15:00
活動紹介
※がんサポートコミュニティーで提供しているプログラムについてご紹介させていただきます。
15:00-15:20
休憩
※展示コーナーに出展していますがん診療連携拠点病院や患者団体等の活動紹介を自由にご覧いただけます。また担当者がいらしているブースにおいては直接ご相談いただけます。
15:20-16:50
パネルディスカッション
がんは再発・転移から始まる
―再発・転移性がんの治療選択と治験
<パネリスト>
畠  清彦
山田 京(化学療法を受けた経験のある方)
石川 啓一(化学療法や治験に不安を感じている方)
<コーディネーター>
渥美 隆之
16:50-17:00
閉会挨拶
 大井 賢一
(がんサポートコミュニティー事務局長)

展示ブース
厚生労働省健康局長通知「がん診療連携拠点病院の整備に関する指針」(平成
2031日)/U 地域がん診療連携拠点病院の指定要件について/3 情報の収集体制の中で「相談支援センター」の機能として[2]後段に「相談支援に関し十分な経験を有するがん患者団体との連携協力体制の構築に積極的に取り組むこと。」と規定されています。
この規定に基づき、私たちは地域がん診療連携拠点病院相談支援センターと共に日頃より連携協力体制の構築に取り組んでおります。その一環として、私たちが主催するペイシェント・アクティブ・フォーラムに、地域がん診療連携拠点病院相談支援センターにも参加いただき、来場者の皆さまに地域がん診療連携拠点病院相談支援センターの機能を広報することはもとより、個別の相談機会を設けております。今年は以下の地域がん診療連携拠点病院に参加いただく予定です。
国立がん研究センター中央病院
東京都立駒込病院
東京都立多摩総合医療センター
慶應義塾大学病院
東京慈恵会医科大学附属病院
順天堂大学医学部付属順天堂医院
杏林大学医学部附属病院
聖マリアンナ医科大学病院
東京医科大学病院
東京医科大学八王子医療センター
NTT東日本関東病院
東京都済生会中央病院
三井記念病院
JCHO東京新宿メディカルセンター
日本赤十字社医療センター
武蔵野赤十字病院

バナースペース

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がんサポートコミュニティー

105-0001
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FAX 03-6809-1826