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無料視聴

共 催豊島区・認定NPO法人がんサポートコミュニティー

理事長

認定特定非営利活動法人
がんサポートコミュニティー

理事長

渥美 隆之

Takayuki Atsumi

令和2年度がん対策推進特別講演会
&がん体験者が歌う合唱団いきのちからコンサート2020

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    認定NPO法人がんサポートコミュニティーは、がんとひとりで向き合わない社会をめざして、世界最大規模のがん患者支援組織Cancer Support Communityの日本支部として、2001年から地域コミュニティに根差したがん患者支援活動に取り組んでいます。
    がん患者支援プログラムとして、がん患者同士が集い語り合うサポートグループに加えて、リラクセーションプログラムを提供しています。リラクセーションプログラムの一環として音楽療法を取り入れ、2007年4月に「合唱団いきのちから」を設立、毎月2回の活動をしています。2019年度からは豊島区の共催を得て、南大塚地域文化創造館音楽室で活動しています。
    同じ歌を歌うにもがん体験者が歌うのだから上手に歌えなくて仕方ないという諦めの気持ちで歌うのではなく、プロのオペラ歌手、ピアニストの下で指導を受けて、がん体験者それぞれの思いを歌に乗せて声を合わせ、表現者として聴いていただける合唱を披露したいとの思いから、がん患者とその家族や友人、地域住民といった観客を前に無料のコンサートを毎年開催しています。
    2020年5月、最も評価の高い世界五大医学雑誌『Lancet』に、「新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、がんの治療は優先順位を下げられたり、遅延が生じたり、一部の地域では継続できないということが生じた。患者は緊急時以外のすべてにおいて治療中断の危機に直面している」という論説が掲載されました。新型コロナウイルスに限らず、未知の感染症が蔓延すると、不安と恐怖、隔離がもたらすストレス、偏見と差別、情報のもたらす社会不安と混乱といった心理社会的な問題が生じます。
    このコロナ禍にあっても、がん患者支援のface-to-faceの活動はそこに集う同じような境遇にある仲間同士で生きる希望と勇気を与え合うとの強い思いを豊島区と共有して、2020年度は新型コロナウイルス(COVID-19)を“正しく恐れて、正しく備える”ために令和2年度豊島区がん対策推進特別講演会と、がん体験者が歌う合唱団いきのちからコンサートをジョイント開催としました。なお、今回はインターネット環境下にあるパソコンやスマートフォンで全国各地から視聴いただけるよう録画を無料配信します。

    ※令和2(2020)年12月21日(月)に開催後の1か月間、出演者、関係者及び来場者に新型コロナウイルス(COVID-19)感染の報告なく、終了できましたことをご報告申し上げます。感染対策にご理解いただき、ご協力いただきました皆様に改めて御礼申し上げます。

新型コロナウイルス感染症対策について

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    「正しく恐れて、正しく備える」

    新型コロナウイルスCOVID-19(SARS-CoV-2)は世界的な感染拡大とともに、未知のウイルスとして恐れられてきました。これまで様々な報道がされるなか、情報が増えれば増えるほど、“わからない”からくる“恐れ”や“不安”は精神的にも、私たちの行動にも大きな影響を与えています。
    新型コロナウイルスの感染経路は、飛沫感染や接触感染だと考えられています。現時点では新型コロナウイルスの有効な治療法やワクチンがないため、普段の生活の中で感染予防をするしかないというのが現状です。
    私たちは新型コロナウイルス感染症に対して「正しく恐れて、正しく備える」を掲げて、マスク着用、アルコール手指消毒、共用部分の定期清拭や空間清浄機の設置といった感染対策を講じたニューノーマルな生活様式を取り入れ、今年5月よりがん体験者同士が集い語り合うサポートグループを、7月よりヨーガや自律訓練法といったリラクセーションプログラムを、8月より豊島区の協力を得て合唱団いきのちからを、地域におけるFace-to-Faceでのがん患者支援活動として再開しています。
    認定NPO法人がんサポートコミュニティーは、令和2年度豊島区がん対策推進特別講演会&がん体験者が歌う合唱団いきのちからコンサート2020を豊島区と共催するにあたって、(1)出演者は舞台上でマスクを着用しませんが、出演者同士1.8m間隔で立ち、来場者は前4列目以降の観客席からお座りいただくことで、飛沫対策に十分な距離を確保しています。(2)密集密接回避のため前後左右を使用不可、ホールの使用可能客席数を102人/267人(定員)の使用率38.2%とし、政府が示した50%より厳しい基準としています。(3)ホール内の換気を40分毎に20分間(ホール規定では60分毎に20分間)行います。(4)来場者には常時マスク着用をお願いするためロビーでの飲食を禁止します。(5)受付前に来場者同士のソーシャルディスタンスを確保するためグループ毎に1〜2m以上空けて並んでいただくようご案内しました。(6)来場者のマスク着用の徹底、受付での来場者の検温とアルコール手指消毒をお願いしました。また、ホールは興行場法第2条に基づき、内部の汚染空気の排除、温度・湿度の調整等衛生的空気環境を確保するため、適正な機械換気設備や空気調和設備を設けるとなっています。
    このように現状で推奨されている可能な限りの感染対策を講じて開催に臨みます。しかし来場いただいた皆様にあって、参加に不安を感じた時は遠慮なくご退席ください。
    主催者一同、来場いただいた皆様が安心して楽しんでいただけるよう、運営に心がけます。本日は短い時間ですが、心休まる、心温まるひと時をお過ごしください。

開演にあたり

大井賢一

認定特定非営利活動法人
がんサポートコミュニティー

事務局長

大井 賢一

Kenichi Oi

Chapter 00:12再生時間:1分30秒

開会のごあいさつ

樫原猛

豊島区

健康担当部長

樫原 猛

Takeshi Kashihara

Chapter 01:50再生時間:4分30秒

[第Ⅰ部]講演会

令和2年度 豊島区がん対策推進特別講演会

小川朝生

国立がん研究センター東病院
精神腫瘍科 科長

小川 朝生

Asao Ogawa

Chapter 07:26再生時間:26分

がんと新型コロナ感染症~アフターコロナの時代をどう生きるか!?~

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    新型コロナウィルス感染症により、私たちの普段の生活は大きく変わりました。さまざまな感染予防の取組みの一環として、「三密」等に代表されるソーシャル・ディスタンス(社会的距離拡大戦略)がとらえています。ソーシャル・ディスタンスは、人と人との密接な接触を避けて感染の機会を減らすうえで重要な方法です。しかし、一方で距離を取ることにより、人と会う機会が減る、帰省を控える、など交流の機会が少なくなっているのも事実です。社会的な交流の機会が減ることにより、寂しさやイライラする・なんとなく落ち着かなくなる、行動が制限されることへの怒りがわく、今後のことへの不安を感じるなど複雑な気持ちの変化も生じます。特に不安・緊張が続けば、心だけではなく身体も疲れます。中には、気配りをすることも面倒になったり、やりがいを感じなくなることも生じます。これらの反応はストレス反応と呼ばれる誰もが感じる身体の変化です。ストレス反応は小さい変化ではありますが、重なったり長期化すれば生活への影響も大きくなります。生活の中で「いつもと違う」と感じた際には、何気ないところで無理をしていないか、振り返ってみてはいかがでしょうか。

[第Ⅱ部]コンサート

コンサート

Chapter 33:46再生時間:28分

がん体験者が歌う合唱団いきのちからコンサート2020

  • 演目

    1.翼をください
    作詞:山上 路夫 / 作曲:村井 邦彦

    Chapter 34:30再生時間:3分

    合唱の定番曲ですが、1998年のサッカーW杯フランス大会から日本代表応援ソングとなり、再び注目されました。作詞家・山上路夫と作曲家・村井邦彦はYMO、松任谷由実を世に送り出した名プロデューサーでもあります。
    2.心の瞳
    作詞:荒木 とよひさ / 作曲:三木 たかし /編曲:滝口 亮介

    Chapter 37:45再生時間:5分

    今年は乗客乗員520人が犠牲になった日航ジャンボ機墜落事故から35年を迎えました。報じられた犠牲者の中には、昭和芸能史を彩った大スター・坂本九の名前もありました。この曲は、坂本九が墜落事故当日の1985年8月12日にNHKで、ピアニスト羽田健太郎のピアノ伴奏で一番のみが公開録音されました。坂本九の生前最後の楽曲です。
    3.パプリカ
    作詞・作曲:米津 玄師 / 編曲:加藤 昌則

    Chapter 47:23再生時間:3分40秒

    2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催年に向け、頑張っているすべての人たちを応援するNHKの応援ソングプロジェクトの一環として、米津玄師が小学生ユニット「フーリン」のために作詞・作曲した楽曲です。
    4.クリスマス・メドレー
    編曲:源田 俊一郎

    もろびとこぞりてChapter 51:37再生時間:58秒

    あら野のはてにChapter 52:40再生時間:1分06秒

    ホワイトクリスマスChapter 53:47再生時間:55秒

    聖夜Chapter 55:52再生時間:2分31秒

    もろびとこぞりて/あら野のはてに/ホワイトクリスマス/聖夜をメドレーにした源田俊一郎編曲による楽曲です。源田俊一郎は、アレンジャーとして数多くの編曲を手がけられ、合唱祭や芸術祭の講師、コンクールの審査員等を務められています。
    5.ふるさと
    作詞:小山 薫堂 / 作曲:youth case / 編曲:山田 香

    Chapter 59:21再生時間:4分20秒

    2010年の第61回NHK紅白歌合戦のために、嵐のメンバーが日本中を旅して感じたことをもとに、放送作家・脚本家の小山薫堂が作詞をし、幼なじみ二人による楽曲制作ユニットyouth caseが作曲した楽曲で、こころの中にある大切な”ふるさと”が浮かぶような歌詞が綴られています。
    6.いのちの歌
    作詞:Miyabi / 作曲:村松 崇継 / 編曲:板垣 敬子

    Chapter 01:03:52再生時間:3分50秒

    Miyabiという名で竹内まりやが歌詞を書き下ろした楽曲です。竹内まりやは「生きているということは、生かされていることだと思うのです。…生かされていることにまず感謝しなければいけない…歌だったら「ありがとう」と言えるようなところもある。」とコメントしています。
    <アンコール曲>わたしは月にはいかないだろう
    作詞:大岡 信 / 作曲:木下 牧子

    Chapter 01:09:26再生時間:2分40秒

    1960年ベトナム戦争が勃発し、1969年にアポロ11号が人類史上初めて月面着陸に成功しました。宇宙開発競争や領土問題が激化した時代に「わたしは月にいかないだろう/わたしは領土をもたないだろう」と時代を揶揄し、そんな時代だからこそ「わたしは唄をもつだろう」と綴る大岡信の詩に、作曲家・木下牧子が合唱曲に仕上げました。この楽曲を歌うとき、たとえがんになっても「わたしは唄をもつだろう」と、まるで合唱団いきのちからのテーマソングにぴったりな曲です。
  • 合唱団いきのちから

    指 揮・指 導
    湯川 晃
    ピアノ
    湯川 涼子
    ソプラノ
    吾妻 陽子
    池島 まさこ
    川上 三枝子
    福井 里美(賛助出演)
    アルト
    蒲田 富士子
    北岩 祐子
    高田 貴美枝
    田畑 眞里子
    橋元 亮子
    古田 美穂
    テノール
    小堀 育男
    坂庭 正通
    バ ス
    中川 博健
    小野 慶介(賛助出演)
    ライブラリアン
    白井 かおる

閉会のごあいさつ

渥美隆之

認定特定非営利活動法人
がんサポートコミュニティー

理事長

渥美 隆之

Takayuki Atsumi

Chapter 01:13:45再生時間:6分09秒

豊島区との共催による令和2年度がん対策推進特別講演会&がん体験者が歌う合唱団いきのちからコンサート2020についてのご感想やご質問などをお聞かせください。今後のプログラムの改善や参考とさせていただきます。