共 催認定NPO法人がんサポートコミュニティー・小児がん対策国民会議・豊島区
認定特定非営利活動法人
がんサポートコミュニティー
理事長
渥美 隆之
Takayuki Atsumi
令和3年度がん対策推進特別講演会
&がん体験者が歌う合唱団いきのちからコンサート2021
-
本文を読む
認定NPO法人がんサポートコミュニティーは、がんとひとりで向き合わない社会をめざして、世界最大規模のがん患者支援組織Cancer Support Communityの日本支部として、2001年から地域コミュニティに根差したがん患者支援活動に取り組んでいます。
がん患者支援プログラムとして、がん患者同士が集い語り合うサポートグループに加えて、リラクセーションプログラムを提供しています。リラクセーションプログラムの一環として音楽療法を取り入れ、2007年4月に「合唱団いきのちから」を設立、毎月2回の活動をしています。2019年度からは豊島区の共催を得て、南大塚地域文化創造館音楽室で活動しています。
同じ歌を歌うにもがん体験者が歌うのだから上手に歌えなくて仕方ないという諦めの気持ちで歌うのではなく、プロのオペラ歌手、ピアニストの下で指導を受けて、がん体験者それぞれの思いを歌に乗せて声を合わせ、表現者として聴いていただける合唱を披露したいとの思いから、がん患者とその家族や友人、地域住民といった観客を前に無料のコンサートを毎年開催しています。
これまでのがん対策は40〜65歳の働く世代の課題に多く取り組んできました。しかし、がんはすべての年代に発症の可能性があり、年代によって就学、就労、生殖機能、加齢変化等の状況が異なり、心理社会的状況も様々で、個々の状況に応じた 多様なニーズが存在します。
豊島区は第3次豊島区がん対策推進計画で、「がんに対する理解と関心を持ち健康的な生活習慣を実践しながら地域で暮らしていけるまちづくり」を基本理念に、がん対策の推進における4つの柱として「がん検診の推進」「がんの予防・普及啓発」「がん患者と家族の支援」「ライフステージに応じたがん対策」を掲げています。
20歳までの小児・AYA世代に多いがんは稀なものが多く、がん全体としては患者数が多くありません。心身ともに発達の過程にあるため、小児科で診療を受けることが少なくありません。しかし年齢とともに心身の状態が変化していくため、成人の診療科を受診するタイミングを考えていかなければなりません。小児期の患者には就学・晩期合併症・長期フォロー・就労・妊孕性・出産と多くの課題があります。
東京都健康長寿医療センターは、2019年1月31日に東京都の後期高齢者約131万人の8割が2疾患以上の慢性疾患を併存、6割が3疾患以上の慢性疾患を併存していることを明らかにしました。高齢期の患者には加齢に伴う身体変化・認知機能低下に加えて併存疾患への考慮が欠かせません。
そこで2021年度は小児がん対策国民会議と豊島区と共催して、「ライフステージに応じたがん対策」に着目して、小児・AYA(Adolescent and Young Adult)世代と高齢者に焦点を当てて、聞き手と語り手に分かれて「ライフステージに応じてがんと向き合う」をテーマとした令和3年度豊島区がん対策推進特別講演会と、がん体験者が歌う合唱団いきのちからコンサートをジョイント開催としました。なお、今回はインターネット環境下にあるパソコンやスマートフォンで全国各地から視聴いただけるよう録画を無料配信します。
新型コロナウイルス(COVID-19)を“正しく恐れて、正しく備える”ために
※令和3(2021)年12月20日(月)に開催後の1か月間、出演者、関係者及び来場者に新型コロナウイルス(COVID-19)感染の報告なく、終了できましたことをご報告申し上げます。感染対策にご理解いただき、ご協力いただきました皆様に改めて御礼申し上げます。
新型コロナウイルス感染症対策について
-
本文を読む
「正しく恐れて、正しく備える」
新型コロナウイルスCOVID-19(SARS-CoV-2)は世界的な感染拡大とともに、未知のウイルスとして恐れられてきました。これまで様々な報道がされるなか、情報が増えれば増えるほど、“わからない”からくる“恐れ”や“不安”は精神的にも、私たちの行動にも大きな影響を与えています。
新型コロナウイルスの感染経路は、飛沫感染や接触感染だと考えられています。現時点では新型コロナウイルスの有効な治療法やワクチンがないため、普段の生活の中で感染予防をするしかないというのが現状です。
私たちは新型コロナウイルス感染症に対して「正しく恐れて、正しく備える」を掲げて、マスク着用、アルコール手指消毒、共用部分の定期清拭や空間清浄機の設置といった感染対策を講じたニューノーマルな生活様式を取り入れ、今年5月よりがん体験者同士が集い語り合うサポートグループを、7月よりヨーガや自律訓練法といったリラクセーションプログラムを、8月より豊島区の協力を得て合唱団いきのちからを、地域におけるFace-to-Faceでのがん患者支援活動として再開しています。
認定NPO法人がんサポートコミュニティーは、令和3年度豊島区がん対策推進特別講演会&がん体験者が歌う合唱団いきのちからコンサート2021を小児がん対策国民会議、豊島区と共催するにあたって、(1)出演者は舞台上でマスクを着用しませんが、出演者同士1.8m間隔で立ち、来場者は前4列目以降の観客席からお座りいただくことで、飛沫対策に十分な距離を確保しています。(2)密集密接回避のため前後左右を使用不可、ホールの使用可能客席数を102人/267人(定員)の使用率38.2%とし、政府が示した50%より厳しい基準としています。(3)ホール内の換気を40分毎に20分間(ホール規定では60分毎に20分間)行います。(4)来場者には常時マスク着用をお願いするためロビーでの飲食を禁止します。(5)受付前に来場者同士のソーシャルディスタンスを確保するためグループ毎に1〜2m以上空けて並んでいただくようご案内しました。(6)来場者のマスク着用の徹底、受付での来場者の検温とアルコール手指消毒をお願いしました。また、ホールは興行場法第2条に基づき、内部の汚染空気の排除、温度・湿度の調整等衛生的空気環境を確保するため、適正な機械換気設備や空気調和設備を設けるとなっています。
このように現状で推奨されている可能な限りの感染対策を講じて開催に臨みます。しかし来場いただいた皆様にあって、参加に不安を感じた時は遠慮なくご退席ください。
主催者一同、来場いただいた皆様が安心して楽しんでいただけるよう、運営に心がけます。本日は短い時間ですが、心休まる、心温まるひと時をお過ごしください。
開演にあたり
認定特定非営利活動法人
がんサポートコミュニティー
越村 千晶
Chiaki Koshimura
Chapter 00:13再生時間:1分10秒
開会のごあいさつ
豊島区
池袋保健所長
植原 昭治
Shoji Uehara
Chapter 01:10再生時間:3分30秒
[第Ⅰ部]講演会
令和3年度 豊島区がん対策推進特別講演会
ライフステージに応じてがんと向き合う~小児・AYA世代から高齢者まで~
【語り手】
国立成育医療研究センター
副小児がんセンター長・外科診療部長
米田 光宏
Mitsuhiro Yoneda
【語り手】
認定特定非営利活動法人
がんサポートコミュニティー
理事長
渥美 隆之
Takayuki Atsumi
【聞き手】
認定特定非営利活動法人
がんサポートコミュニティー
事務局長
大井 賢一
Kenichi Oi
Chapter 05:24再生時間:50分00秒
[第Ⅱ部]コンサート
Chapter 55:39再生時間:30分00秒
がん体験者が歌う合唱団いきのちからコンサート2021
-
演目
- 1.世界に一つだけの花
- 作詞・作曲:槇原 敬之
-
Chapter 57:40再生時間:5分00秒
- 小泉新自由政権という競争社会に対するアンチテーゼの声が高まった2000年代前半に、ナンバーワンにならなくてもいいんだ、そのままで特別な一人なんだから、という多様性や個性の喜びを謳った槇原敬之の歌詞のメッセージはとても有名です。
- 2.The Rose - 愛は花、君はその種子
- 作詞・作曲:Amanda McBroom/日本語歌詞:高畑 薫
-
Chapter 63:08再生時間:3分40秒
- 1979年公開のアメリカ映画『ローズ』の主題歌を、1991年公開のスタジオジブリ制作の小学5年生の少女の日常を描いた劇場アニメ映画『おもひでぽろぽろ』の主題歌として、同作の監督である高畑薫が訳詞を担当し、都はるみが歌った日本語のカヴァー曲です。
- 3.Yesterday
- 作詞・作曲:John Lennon & Paul McCartney
-
Chapter 66:50再生時間:2分30秒
- ザ・ビートルズのメンバーであるポール・マッカートニーの初ソロ曲で、彼が14歳の思春期を迎えたとき、47歳で乳がんで亡くなった母親への想いを綴った楽曲です。美しい伴奏と一緒に歌詞の意味に着目してみてください。
- 4.Joy to the world − もろびとこぞりて
- 合唱版編曲:源田俊一郎
-
Chapter 69:38再生時間:1分40秒
- 聖書の詩編98篇後半部をもとに作られた讃美歌(詩)で、もともとはキリストの誕生ではなく、再臨をたたえる詩でした。この曲を有名にしているのは、オラトリオ『メサイア』を作曲したヘンデルによって作曲されたことです。
- 5.あら野のはてに
- 合唱版編曲:源田俊一郎
-
Chapter 71:17再生時間:2分50秒
- 原曲はフランスの民謡『Les Anges dans nos Campagnes』で、聖書のルカ伝第2章に基づいて作られた讃美歌(詩)です。歌詞の中では、ラテン語で書かれたコーラス部分の「Gloria in Excelsis Deo!」の部分が特に印象的です。
- 6.Silent Night − 聖夜
- 合唱版編曲:源田俊一郎
-
Chapter 74:06再生時間:3分50秒
- 1816年にオーストリアにある聖ニコラ教会の神父ヨゼフ・モールがドイツ語で作詞し、教会専属のオルガン奏者で学校の教師でもあったフランツ・クサーヴァー・グルーバーによって作曲されました。
- 7.春に
- 作詞:源田 俊一郎/作曲:木下 牧子
-
Chapter 78:49再生時間:4分00秒
- 大人の世界への第一歩を踏み出し始めた思春期の子どもたちの喜びと同時に悲しみ、苛立ちと同時に安らぎ、憧れと同時に怒り、そうした相反する心理感情状態を表現した谷川俊太郎の詩を歌詞とした木下牧子作曲の合唱曲です。
- 8.わたしは月にはいかないだろう
- 作詞:大岡 信/作曲:木下 牧子
-
Chapter 83:03再生時間:2分50秒
- 1965年に始まったベトナム戦争の最中にアポロ11号に乗って人類が初めて月の上に立ったのは1969年、宇宙旅行はもう夢でないと浮かれた時代に大岡信による思慮深い教訓を伝えた詩を歌詞とした木下牧子作曲の合唱曲です。
-
合唱団いきのちから
- 指 揮・指 導
- 湯川 晃
- ピアノ
- 湯川 涼子
- ソプラノ
- 吾妻 陽子
池島 まさこ
川上 三枝子
鮫島 さゆり
白數 泰子
田中 とし子 - アルト
- 蒲田 富士子
田子島 由紀子
高田 貴美枝
田畑 眞里子
古田 美穂
橋元 亮子 - テノール
- 小堀 育男
坂庭 正通 - バ ス
- 中川 博健
本荘 卓
小野 慶介 - ライブラリアン
- 白井 かおる
閉会のごあいさつ
認定特定非営利活動法人
がんサポートコミュニティー
理事長
渥美 隆之
Takayuki Atsumi
Chapter 87:11再生時間:3分00秒