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がんサポートコミュニティー 日本対がん協会

がんを正しく知り、がん対策を学ぶ研修2025

認定NPO法人がんサポートコミュニティー(以下、がんサポートコミュニティー)と公益財団法人日本対がん協会(以下、日本対がん協会)は、「がんを正しく知り、がん対策を学ぶ」をテーマとした研修を東京都江東区にある研修施設L stay & grow南砂町にて実施いたします。
2025年11月15日(土)〜16日(日)

開催にあたりPURPOSE

第4期がん対策推進基本計画で「誰一人取り残さないがん対策を推進し、全ての国民とがんの克服を目指す。」を全体目標のもと、国民本位のがん対策を推進することが謳われています。
認定NPO法人がんサポートコミュニティーと公益財団法人日本対がん協会は、これを受けて「がんを正しく知り、がん対策を学ぶ」をテーマに、患者や家族(遺族)はもちろんのこと、支援者、医療者、研究者、関連する企業の社員など広く市民を対象に研修を企画しました。
日本の医療保険制度は、所得や地域の差なく公平に、先進の医療技術や薬剤が保険給付の対象とされており、このような仕組みは世界でも類を見ないものです。北欧や英国の医療制度と比較されることがありますが、両者は個人の負担は抑えられているものの、受けられる医療には制限があります。負担と受益の両面から見たとき、日本の医療保険制度は維持するに値する大切なものだと思います。しかし、急速な高齢化による医療費の増大、雇用や経済情勢の変化を契機に、日本の医療保険制度の維持には、高齢者であることを理由に一律に医療費の患者負担を低く抑えることの妥当性の検討、応能負担という原則に立ち返り、保険料はもとより患者負担も所得比例の方向に是正すべきとの議論があります。
私たちは、今後も医療保険制度を維持していくために全ての国民が他人事ではなく自分事としてがんに関わることが大切であると考えています。私たちはがん医療における患者・市民参画の段階を考える時に、一次予防として病気に罹らない、すべての国民が未病での予防や検診への意識を持って自らの健康維持のためにがん予防に参加(Participation:ある目的をもつ集まりに一員として加わること)する段階、二次予防として病気を悪化(重篤化)させない、三次予防としてすでに発病している病気による合併症などを予防するために、がんと診断され医師と共に主体性を持ってがん医療に関与(Engagement:あることに関わること)する段階、がん研究やがん政策において患者・市民が参画(Involvement:政策や事業などの計画に参加すること)する段階があると考えています。
本研修では、参加者やスタッフなど、様々なバックグラウンドを持つ人たちと話をすることで、思いがけない出会いや発見があるかもしれません。患者や家族(遺族)はもちろんのこと、支援者、医療者、研究者、関連する企業の社員など広く市民に本研修への参加を募りたいと考えています。

認定NPO法人がんサポートコミュニティー 公益財団法人日本対がん協会

日程・概要SCHEDULE

日程
2025年11月15日(土)〜16日(日)
場所
L stay & grow南砂町住所:東京都江東区南砂7-10-14
参加費
聴講無料
【ご宿泊ご希望の方】ご宿泊費:¥16,500(税込)/1泊※夕食(1日目)・朝食、昼食(2日目)含む
対象
がん患者、患者家族(遺族)、市民
定員
250人(予定)
お申し込み
ご参加(ご聴講)には事前申し込みが必要です

プログラムPROGRAM

  • 12:30〜
    開場・受付
    会場前に設置している受付にて受付を済ませてご入室ください。
  • 13:00〜
    オープニング
    会場A
    CLIFF2(2F)
    渥美 隆之
    認定NPO法人がんサポートコミュニティー 理事長
    医師
    会場B
    CLIFF3(2F)
    石田 一郎
    公益財団法人日本対がん協会 常務理事
     
  • 13:15〜
    がんと運動
    グループワーク①
    会場A
    CLIFF2(2F)
    がんと運動
    【ねらい】世界がん研究基金によると、運動でリスクが下がるのは、結腸がんで確実、閉経後の乳がんと子宮体がんで可能性大、肺がん・肝臓がん・閉経前の乳がんで可能性示唆。がん予防に向けて適度な運動の種類と時間の目安を学ぶ。
    適度な運動の種類と時間の目安
    西畑 卓
    株式会社ルネサンス 商品開発部次長/がんリハビリ事業研究担当マネージャー/ソーシャルデザイン推進担当
    CSGI(Cancer Survivorship Group exercise Instructor)
    会場B
    CLIFF3(2F)
    グループワーク①/13:15〜15:30
    【ねらい】専門家を交えて、自分と近い立場の方同士でグループとなり、気兼ねなくがんについて語り合います。自分の状況を話すことで、がんになっても自分らしく生きていく事が大切で、自分は決して独りでない事に気づけるでしょう。
    ※このプログラムに参加できるのは、がん患者または患者家族のみです。
    気兼ねなく仲間とがんを語ろう
    戸松 由希子
    がんサポートコミュニティー プログラムコーディネーター
    公認心理師、臨床心理士
    松本 優子
    がんサポートコミュニティー プログラムコーディネーター
    社会福祉士、臨床心理士
  • 14:30〜
    がんと栄養
    会場A
    CLIFF2(2F)
    がんと栄養
    【ねらい】がん細胞は正常細胞に比べ、多くの栄養を消費し、その治療に伴う副作用で食事が十分摂れず、栄養不足に陥る。がん患者の約半数に体重減少がみられ、それに伴う低栄養状態が続くと体力や免疫が低下。がんの進行を促すだけでなく、感染症も起こしやすくなる。がん治療を助ける栄養の役割について学ぶ。
    がん治療を助ける栄養の役割
    大久保あさ美
    西本Wismettacホールディングス株式会社 事業開発本部工夫でつながる認定栄養ケア・ステーション Eggs’Perience 代表
    管理栄養士、病態栄養専門管理栄養士
  • 15:45〜
    小児・AYA世代がん
    グループワーク②
    会場A
    CLIFF2(2F)
    小児・AYA世代がん
    【ねらい】国内では年間2000人以上が新たに小児がんと診断されているが、医療の進歩とともに生存率が向上、退院後の子どもの生活を支える地域での支援のあり方が課題となっている。就学・就労など小児・AYA世代が向き合う課題解決のヒントを学ぶ。
    退院後に直面する課題
    ~子どもたちをどう支えるか?~
    米田 光宏
    国立成育医療研究センター小児がんセンター副センター長・腫瘍外科 診療部長/国立がん研究センター小児腫瘍外科長/日本小児血液・がん学会理事長/小児がん対策国民会議副代表
    医師
    会場B
    CLIFF3(2F)
    グループワーク②/15:45〜18:00
    【ねらい】2012年に社会保障制度改革促進法が成立し第6条に「人生の最終段階を穏やかに過ごすことができる環境を整備すること」とあり、2019年から厚生労働省はもしもの時に備え、自分が望む医療やケアを前もって考え、家族や医療者と話し合うACP(人生会議)の普及啓発に取り組んでいる。このワークでは、かんたんなゲームを通じて、自分の人生の最終段階に大切にしたいものに気づく機会とする。
    死を語ろう
    ~ACPのその前に~
    大井 賢一
    がんサポートコミュニティー 事務局長、プログラムディレクター
    歯科医師
    廣瀬 寛子
    がんサポートコミュニティー ファシリテーター
    看護師・公認心理師
    がんと笑い(落語)
    小堀 育男
  • 17:00〜
    準備中
    会場A
    CLIFF2(2F)
    準備中
    【ねらい】準備中
    講演タイトル
  • 9:30〜
    開場・受付
    会場前に設置している受付にて受付を済ませてご入室ください。
  • 10:00〜
    緩和ケア
    がんを切らずに治す放射線治療
    会場A
    CLIFF2(2F)
    緩和ケア
    【ねらい】緩和ケアは、患者の状況に応じて、身体的症状の緩和や精神心理的な問題等への援助が、終末期だけでなく、がんと診断された時からがん治療と同時に行われることが求められている。がん治療における緩和ケアの役割を学ぶ。
    がんを体験した緩和ケア医が語る
    「がんのすゝめ」
    廣橋 猛
    公益財団法人ライフ・エクステンション研究所付属永寿総合病院 緩和ケア内科 部長・がん診療支援・緩和ケアセンター長
    医師、がん体験者
    会場B
    CLIFF3(2F)
    がんを切らずに治す放射線治療
    【ねらい】放射線治療は手術と同様、がんを治療する局所療法だが、外来で短期間に正常組織を残して治療できるため、臓器の形や機能が温存できる点が最大の特徴。切らずにがんの局所根治をめざす放射線治療の可能性を学ぶ。
    がんを切らずに治す
    ~放射線治療のいま~
    武田 篤也
    慶應義塾大学 教授
  • 11:15〜
    がんを狙い撃つ核医学診療
    がんと感染症
    会場A
    CLIFF2(2F)
    がんを狙い撃つ核医学診療
    【ねらい】画像診断と治療を組み合わせたセラノスティクスは、核医学で最も画期的な発展の一つで、陽電子放出断層撮影(PET)でがんを視覚化、健康な組織への損傷を最小限に抑えながら、がんに標的を絞った治療を行うことができる。精度と治療を大幅に向上させる核医学診療を学ぶ。
    がんを狙い撃ち
    ~核医学が拓く診断と治療~
    絹谷 清剛
    金沢大学医薬保健研究域医学系核医学教授・附属病院 副病院長一般社団法人日本核医学会 理事長核医学診療推進国民会議 会長
    医師
    会場B
    CLIFF3(2F)
    がんと感染症
    【ねらい】胃がんにつながるピロリ菌。肝臓がんにつながるB型/C型肝炎ウイルス。子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス。感染が発症の原因となるがんは、感染を予防し治療することが効果的。がん予防と治療に関わる感染症について学ぶ。
    がん予防と治療に関わる感染症
    片山和宏
    市立貝塚病院 総長認定NPO法人がんサポートコミュニティー 理事・がん対策総合機構長
    医師
  • 12:15〜
    昼食
    会場:Chalet(1F)
    ⚫︎施設内にあるレストランの利用は宿泊者限定となります。
    ⚫︎施設内には蓋つきの飲み物以外、飲食物の持ち込みはご遠慮ください。
    ⚫︎施設周辺の飲食店はこちらを参照ください。
  • 13:30〜
    がん対策
    準備中
    会場A
    CLIFF2(2F)
    がん対策
    【ねらい】2023年3月に閣議決定された第4期がん対策推進基本計画で「誰一人取り残さないがん対策を推進し、全ての国民とがんの克服を目指す。」を全体目標のもと、国民本位のがん対策を推進することが謳われた。第4期がん対策推進基本計画について学ぶ。
    第4期がん対策推進基本計画がめざすもの
    調整中
    会場B
    CLIFF3(2F)
    準備中
    【ねらい】
    講演タイトル
  • 14:45〜
    心のケア
    準備中
    会場A
    CLIFF2(2F)
    心のケア
    【ねらい】がんになった患者は、それまでの生活が根底からゆらぐ。病名や予後の告知、医療者との関係性、治療の意思決定、がんサバイバーの社会復帰、家族/遺族のケアなど心のケアに対するニーズは大きい。それらを支える精神腫瘍学の役割を学ぶ。
    がんによる心のつらさを和らげる
    小川 朝生
    国立研究開発法人 国立がん研究センター 先端医療開発センター 精神腫瘍学開発分野長・東病院 精神腫瘍科長
    医師
    会場B
    CLIFF3(2F)
    準備中
    【ねらい】
    講演タイトル
  • 15:45〜
    クロージング
    会場A
    CLIFF2(2F)
    片山和宏
    市立貝塚病院 総長認定NPO法人がんサポートコミュニティー 理事がん対策総合機構長
    医師
    会場B
    CLIFF3(2F)
    垣添 忠生
    公益財団法人日本対がん協会 会長認定NPO法人がんサポートコミュニティー 会長
    医師、がん体験者

お申し込みAPPLICATION

がんを正しく知り、がん対策を学ぶ研修2025はお申し込みが必要です。
お申し込みフォームに必要事項をご入力いただきご送信ください。
※事務局より追ってご連絡させていただきます。
【お申し込み期限】● 宿泊参加〆切:9月23日(火・祝)まで● 一日参加〆切:11月7日(金)まで
注意事項
【宿泊参加費について】宿泊参加費(宿泊費+3食:16,500円)のお支払いは事前振込となります。●振込先はお申し込み後に送信するメールにてご案内します。
※振込手数料はご負担をお願いします。
【宿泊キャンセルについて】 宿泊をキャンセルされる場合は、必ず研修事務局までご連絡ください。キャンセルに伴う返金は以下のとおりとなりますのでご注意ください。 ▶︎10月3日(金)17時までのキャンセル
ご指定の口座に宿泊参加費から振込手数料(275円)を差し引いて入金いたします。 ▶︎10月3日(金)17時以降のキャンセル
全額返金不可となります。
【会場での飲食について】 ● 施設内には蓋つきの飲み物以外、飲食物の持ち込みはご遠慮ください。
● 施設周辺の飲食店はこちらを参照ください。
(施設内にあるレストランの利用は宿泊者限定となります)
※ご入力された個人情報は、がんサポートコミュニティーのプライバシーポリシーに基づき、適切に取り扱うことを約束します。

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認定特定非営利活動法人がんサポートコミュニティー【がん対策総合機構】〒105-0001東京都港区虎ノ門3丁目10-4虎ノ門ガーデン214