2016年1月27日(水)、第一三共株式会社研究開発センター(東京都品川区)にて、特別賛助法人会員である第一三共株式会社研究開発センター研究部門・開発部門の社員等50人が参加するワールドカフェにファシリテーター(遠藤公久、大井賢一、小澤知子、内山由美、向後裕美子、古田由美子、西野明樹)7人が社外医療関係者として治験コーディネーターとともに参加しました。
ワールドカフェは、「知識や知恵は、機能的な会議室の中で生まれるのではなく、人々がオープンに会話を行い、自由にネットワークを築くことのできる“カフェ”のような空間でこそ創発される」という考えに基づき、アニータ・ブラウン氏とデイビッド・アイザックス氏によって1995年に提唱された話し合いの手法です。
今回は「現在のがん医療に足りないものは何か/がん患者さんは何を求めているか」のトピックについて議論し、それぞれの立場から「患者さんのために自分達は何ができるか」について創造性に富んだダイアローグを行うことができました。また製薬会社の研究・開発者が今回のワールドカフェで「がん患者さんのために」との思いから創薬に真摯に取り組む姿勢を目の当りにできたことはファシリテーターにとって大きな収穫でした。一方で、ファシリテーターからがん患者さんが抱える悩みを製薬会社の研究・開発者に伝えられたことは今後の創薬へプラスに働いてくれることを願っています。