2017年9月7日(土)、よみうり大手町ホール(東京都千代田区)で第15回ペイシェント・アクティブ・フォーラムが開催され、352人もの関心を持たれた皆様に参加いただきました。
今回は「がん、再発・転移とどう向き合うか?〜改めて問う死生観」をテーマに、基調講演1として、腫瘍内科医であり、緩和ケア医である向山雄人氏(東京がんサポーティブケアクリニック院長/元がん研究会有明病院緩和治療科部長・緩和ケアセンター長)に「がん、再発・転移とどう向き合うか?〜在宅医療でがんの苦痛を制する〜」をテーマにお話いただきました。つづく基調講演2では、がんを体験したがん専門医であり、わが国における臨床死生学をリードされてきた長山忠雄氏(千葉県がんセンター名誉センター長/前日本臨床死生学会理事長)に、「改めて問う死生観」をテーマにお話いただきました。それらを受けてパネルディスカッションでは、再発・転移したがんに際して、どのような治療選択を考えればよいか、具体的な臨床事例から講師のお二人に議論いただき、来場者の皆様と一緒に改めて自らの死生観を問い、これからの人生をより良く生きるヒントを学ぶ機会となりました。
併設された展示ブースではがん診療連携拠点病院などの取組みや相談員による来場者に対する相談が行われました。