2024年2月16日/大阪マラソンランニングアドバイス
【Vol.07】大阪マラソンランニングアドバイス
OSAKAマラソン2024チャリティランナーの皆さんこんにちは。
ルネサンスの高橋良です。
OSAKAマラソン2024まであと10日を切りました。すでに皆さん調整期間に入っていることと思います。練習メニューはもちろんのこと、感染症や風邪対策としてマスクや手洗い・うがいもしっかり行い、ベストな体調でスタートラインに立てるようにしましょう。さて、今回は直前の食事や皆さんのナイスランをサポートするレースグッズ等をご案内します。
最初にお伝えしたいのは、今まで一度も使っていないものをいきなりレースで使ったり、一度も行っていないことをレース直前に行ったりしないこと。経験していないことをすると、ほとんどの場合、失敗します。もし、レースで使いたいものがあるなら、今週末の練習で一度はリハーサル使用しておきましょう。
レースの3日程前から、炭水化物を多めにとるカーボローディングといった方法もありますが、慣れないことを行う方が体調を崩すリスクがあるので、初マラソンの方などは、特に変わったことは行わず、普段通り食事で良いと思います。アルコールも控えた方がベストですが、我慢することの方がストレスになる場合もあるので、適量であればOKです。ちなみに根菜類や豆などは繊維質が多く、消化が遅いので、腹痛予防として、前日の夕飯以降は避けた方が良いです。
レース当日の朝食は直接的にエネルギーとなる炭水化物(おにぎりなど)を取ります。朝からあまり量が取れない・・・という方はエネルギーゼリーでも良いと思います。
レース中に携帯したいのは『エネルギーゼリー』です。エイドステーションで捕食もできますが、吸収スピードも速く、走りながらでも摂取できるので、できれば携帯しましょう。1時間走って1つくらいのペースでの摂取がおすすめなので、5時間目標なら4個、6時間目標なら5個くらいが目安です。濃縮タイプのもがほとんどのため、さほど重量は気になりません。メーカーによってエネルギーだけでなく、筋肉痛に効く「アミノ酸」や、集中力を高める「カフェイン」、脚攣り対策になる「マグネシウム」などの成分が入っています。自分の不安要素をサポートしてくれそうな成分を含んだエネルギーゼリーを持っておくと安心ですね。走りながらの摂取は慣れていないと意外と難しく、味の好みもあるので、今週末のランニングで、1度お試し摂取をしてみましょう。レースでは、ウェストバック等を着用して携帯することになりますが、その場合、出来ればフィット感の高い「ランニングベルト」と呼ばれるタイプのものをおすすめします。
当日の天候にもよりますが、「帽子」や「サングラス」も周囲の情報を一定量制限でき、最後まで集中力を切らさないことに役立ちます。もう1つ必ず携帯したいのは『手袋』です。手先が冷えると余計に寒さを感じます。ウェアは薄着でも手袋さえあれば、充分防寒できます。軍手のようなものもでもOKですが、やや薄手のランニング用のものがおススメです。
次回は、最終回「レース当日アドバイス」をお届けします。
高橋 良(たかはし りょう)
ルネサンスのランニングマスター。
高校から走りはじめ走歴43年。フルマラソン完走120回超。
30年以上前から、ランニングセミナー講師やランニング大会でのペースアドバイザー、スポーツメーカーのランニングプログラム開発、インストラクター養成カリキュラム監修等、様々なランニングシーンでプロコーチとして活動。ホノルルマラソンにはツアーコーチして参加20回。