【レースグッズについて】
レース中に携帯したいのは『エネルギーゼリー』です。コース上のエイドステーションでバナナや飴なども補給できますが、吸収スピードが速く、走りながらでも摂取できるので、最低限のエネルギー源はできれば自分で携帯しましょう。摂取のタイミングは1時間走って1つくらいのペースです。5時間目標なら4個、6時間目標なら5個くらいが目安となります。濃縮タイプのものがほとんどのため、さほど重さは気になりません。メーカーによってエネルギーだけでなく、筋肉痛に効く「アミノ酸」や、集中力を高める「カフェイン」、脚攣り対策になる「マグネシウム」などの成分が入っています。自分の不安要素をサポートしてくれそうな成分を含んだエネルギーゼリーを持っておくと安心ですね。レースでは、ウェストバッグ等を着用して携帯することになりますが、その場合、できればフィット感の高い「ランニングベルト」と呼ばれるタイプのものをおすすめします。また、当日の天候にもよりますが、「帽子」や「サングラス」もあった方が良いアイテムの1つです。周囲の情報を一定量制限でき、最後まで集中力を切らさないことに役立ちます。もう1つ必ず携帯したいのは『手袋』です。手先が冷えると余計に寒さを感じます。ウェアは薄着でも手袋さえあれば、充分防寒できます。軍手のようなものでもOKですが、やや薄手のランニング用のものがおすすめです。
次回は、最終回「レース当日アドバイス」をお届けします。