2008年7月4日(金)、特別賛助会員である第一三共グループとの協働企画“Rainbowキャンペーン”(私たちがサポートすべきは、がんと向き合うすべての人である。その意味を込めて、乳がんのピンク、小児がんのゴールド等のCancer Awareness Ribon(リボン運動)のカラーに捉われない、すべての色を含む虹色をシンボルカラーとして、がんと向き合うすべての人が“希望”(希望の架け橋=虹をイメージ)をもって、その人らしく生きることができる社会をつくることを目指すキャンペーン)の一環として、第一三共プロファーマ株式会社平塚工場(神奈川県平塚市)見学ツアーを開催、25人が参加しました。
見学ツアーでは製剤技術研究所・草井章氏の『薬が出来るまで』と題した講演を聴講しました。草井氏の講演は、「くすりとは“たんなるもの”ではなく、“知識”と“知恵”の塊である」との話に始まりました。一つの新薬の開発には10年〜18年、150億円〜200億円を必要とするなど新薬開発のプロセスについて、お話していただきました。その他に注射剤のアンプルとバイアルの違い、固形剤の顆粒剤と細粒剤の違いなど用語についても分かりやすく解説をしていただきました。最後に「食後とは何時のことか?(食事後30分以内のこと)」や「くすりをコーラで飲むとどうなるか?(効き方が遅くなる)」などQ&A形式のディスカッションも行われました。昼食後、2グループに分かれて、メバロチン(コレステロールを下げる薬)製造工程とロキソニン(腫れや痛みを和らげ、熱を下げる薬)包装工程の見学を行いました。
工場見学終了後は、平塚駅周辺で開催される七夕祭りを楽しみながら散会しました。